演技の基礎中の基礎とは何か!それはリラクゼーションです。
先日、有志のメンバーで演技ワークショップを開催しました。そこでもとても大切なトレーニングとして挑戦した次第です。
演技ワークショップが私のライフワークとなってから早20年近くが経ちましたがメソッドアクティングを学び「リラックス」という言葉の意味が変わりました。演技のツールは俳優だけのものではなく、コミュニケーション能力や自己表現、また多様性を知り受け入れる土壌を作る最適なツールでもあります。そのため、ここ最近では一般の方向けに改良したメニューに調整し、より演技ツールを身近に感じてもらえるようにやっていました。
当然どのワークショップでもリラックスをベースに置いていますが、リラックスのためのリラクゼーショントレーニングは現役プロの俳優か、本気演技を磨きたいと熱意を持つ方々のみにお伝えしているトレーニングです。例えプロの俳優だとしても、その重要性に気がつくのにかなりの時間を要してトレーニングしたりしております。
それほど重要なリラクゼーションとは一体全体、何なのでしょうか?演技の基礎中の基礎である所以をお伝えしたいと思います。
※リラクゼーションの方法はこちらの「リラックスってどうするの?実践、演技WS(俳優の演技レッスン)を開催。」の記事を参考にしてください。
演技ワークショップって何をするのか?演技の基本って何?

リー・ストラスバーグが言ったことには、
私もこのことに大いに同意しています。長年、俳優や演出、演技トレーナーをしてきて思うのは、このリラックスという課題をまずは受け入れほぐしていくことが最重要だと感じてます。まずリラックスがベースあってこそ素晴らしいパフォーマンスが起きるということなのです。
一般的なリラックスのイメージ

リラックスというイメージで、多くの方が思い浮かべるのは、お風呂にゆったり浸かることやお香を焚いてくつろぐ、美味しいお酒を飲みながらテレビを見る、などではないでしょうか?この認識の誤解からまず解いていかねばなりません。
演技で必要なリラックスについて考える

演技にリラックスが必要だと分かっている人はきっとたくさんいると思います。
それで自分なりに色々と対処しようとしている人もたくさんいると思います。
また、なんとか緊張がバレないように乗り越えようと誤魔化そう誤魔化そうと必死な人もたくさんいます。
この課題は、初心者からプロので活躍されている方まで、ほとんどの人の課題に該当します。
私のクラスではよく自己紹介から始めたりしますが、「全然緊張しませんでした」と言う方も時々います。しかしながら、そんな方に限って、体を固くしながら、足を硬直させたり、声を抑えながら、余裕ぶることに向けて頑張っています。そう、頑張っているのです。
負けん気やプライドで「緊張していません」と返事をしてくる人もよくいます。実は、その負けん気やプライドが緊張を作り出していることも自覚できずに・・・。
リラックスが何かと考える時には、逆に緊張とは何かと考えるのが近道です。
リラックスとは何か、緊張とは何か
とても大切なことですので、これからも何度もお伝えすると思います。
緊張とは・・・「余分な力です」
もう一度言います。
緊張とは・・・「余分な力です」
その意味以上でもその意味以下でもありません。
演技に必要なリラックスが意味するところは?

スポーツ選手を想像してもらえると分かりやすいと思います。格闘技でも、卓球でも、サッカーでも、野球でも一流選手が試合中の中で「リラックスしてますね〜」「いいですね〜」なんて解説の声が流れてくることはないでしょうか?
研ぎ澄まされた感覚の中で、不要な力を抜いて、最高のパフォーマンスが出せるよう自分を持って行っている状態ということなんです。
それは、お風呂でのリラックスや、お香のリラックスや、お酒のリラックスとは全然違いますよね。体が寝てしまうようなリラックスではなく、ここで必要なリラックスとは感覚が研ぎ澄まされている状態、つまり余分な力が抜けた状態で、神経は覚醒している状態のことを言います。
スポーツ選手とはまた違った俳優のリラックスの上で必要な連携事項

さて、感覚が研ぎ澄まされて、余分な力が抜けて行ったら、あなたから出てくる声が心の動きと連動していかなくてはなりません。体はリラックスしているのに声がリラックスしていないと、内臓やインナーマッスルに余分な力がたくさんある可能性もあります。
感じたことが自然と声に乗っていくためには、余分な力が抜けていることが必要十分条件ですが、それと同時、自然な声が乗っていくよう体と心と声をリラックスしながら繋げていく必要があるのです。それをするために、この演技トレーニングの一つとして大変重要な基礎「リラクゼーショントレーニング」というのがあるのです。
まとめ
今回は、多くの俳優の課題でもある「リラックス」についてお話しをしました。
最後にまとめておきます。この認識があってこそ、演技をやる上でも、一般の方でも、取り組みが変わってくるからです。
演技で必要とされるリラックスは、お風呂のリラックスや、お酒の力を借りたリラックスではないことも説明しました。
スポーツ選手と同じように、プロのアスリートと同じように、感覚が研ぎ澄まされた状態で余分な力が抜け、最大のパフォーマンスが出せる状態にあることが「リラックス」と分かってきました。
俳優はさらに、そのリラックスから声が感じたことを自然に反映し、胸から感情がバイブレーションしていく必要があることが分かってきました。
そう、そのために演技トレーニングの基礎中の基礎に「リラクゼーショントレーニング」というのがあるということです。そして、このリラクゼーショントレーニングは、感じたことが自然な音色の声になっていくわけですので、自然に感情開放へ向かっていくのです。リラクゼーションの重要性が少しでも伝われば幸いです。
リラクゼーショントレーニングとはどんなものか、それままた改めて記述しますね。ただ文字で説明することの難しさは否めませんが・・・。






























1にも2にもリラックス!