こんにちは、アクティングコーチ・演技トレーナーの山縣です。
いつも「Acting Life net」のブログをご覧いただきありがとうございます。
演技のことは言葉だけで伝えることの難しさは重々理解しているところですが、少しでも演技初心者の方や、養成所や俳優学校を卒業してもなかなか実践に生かせない方を対象に、私の記事を役立ててもらえたらと考えています。
私のモットーとしては、ブレることはありません。
「日本の俳優のレベルを底上げする」
「演技ツールを一般の方に解放し人生に生かしてもらう」
さて、今回は、発売開始となった本について。
タイトルは
アクティングコーチが教える
役を生きる感覚をつかむ!
7STEPS
-1人で自宅でできる練習方法を提案-

長いタイトルで覚えにくかもしれませんが、何を言わんとしているかはきっとわかってもらえると思っています。
この本は、役が目的に向かって行動するという演技のベースを理解しながらも、頭で考えてしまい役が生きる感覚がなかなか得られない人に向けて書いています。
文字だけ読んでも、演技WSで講師の指導を受けても、なかなか身体的な理解が追いつかないことも大いにあると思います。

そのつもりなんですが・・・なんだか考えているって言われてしまって。
あなたも共感する部分はありますか?
また、振り返ってあとでじっくりと練習する時間がないのかもしれません。
わたしは、よい解決方法はないかなぁとずっと考えていました。
ずっと探していました。
衝動や欲求を使って、今を生きる感覚を感じられる体験できる方法を。
今回の本で解決したとは思いません。
一読してもでもなかなかつかめない方は一定数いると思っています。
その場合は、本の後半に出てくる応用編を実践してみて欲しいと思っています。
「できない」「わからない」から脱却しながら、「やってみる」から「こういうことかも」へ到達していくちょっとしたロードマップが見える自分を思い描いてください。
あなたにとって、この本が「目的に向かって生きる演技」の体験を試みるひとつの冒険となれば幸いです。
なぜ『役を生きる感覚をつかむ!7STEPS』を書いたのか?3つの理由

なぜ『役を生きる感覚をつかむ!7STEPS』を書いたのか?
その理由を3つ挙げるとこうなります。
- 体験を通して、役を生きる経験をして欲しいから
- 言語化することによって、理解可能なものにしていくため
- 迷ったときの振り返りのため
1. 体験を通して、役を生きる経験をして欲しいから
体験や感覚を得ることは、理論を学んだうえで、とても重要なことです。
演技トレーニングは、基本的に頭で考えず、身体的な要素を鋭敏にしていき「感じやすい状態」で演技をしていくためのトレーニング。
頭で考えるより、身体から心体へと響いていく演技体験が重要だと考えています。
心体的に、演技トレーニングがどう実践につながるか分かった方は、その演技レッスンの中で、行動することが自然とできるようになっていきます。
そう、まさに身体的な経験と体験をできるだけ経験して欲しいからこそ、練習できる本を書いたのです。
2. 言語化することによって、理解可能なものにしていくため
わたしが演技講師を務める現場でも、頭で考えることで演技し、反応も意図的な計算のものとなってしまう方も珍しくありません。
演技トレーニングをしてもなかなか、頭で考えることの週間から離れられずにいることや、それまでやってきた自分の演技方法から抜けることが難しいのが現実です。
短いシーンでも、役の目的・動機・障害を明確にしたところで、行動がまったく追いつかない現象をたびたび目にします。
日常から行動することに慣れていない、受身的な習慣が影響しているともいえます。
また演技に対する長い間の違う視点での認識が染み付き、その枠から出れないといった影響もあります。
目的に向かって行動するという成功体験、感覚を養うことできっと演技しやすくなると考えました。
その成功体験のためにも、どんな試みが有効かわたしもトライ&エラーをしながら、その体験をもとに今回、本という形態で言語化を試みた次第です。
きっと頭も理解しながら、身体的な経験へとステップを進められるのではないでしょうか。
3. 迷ったときの振り返りのため
稽古中や本番前だって、あれ、なぜ今こうしようとしてるんだったけな?
とふと思うことがあるかもしれません。
シーンの直前の体験や経験を得たい時など、迷った際にも、振り出しに戻れる場所が必要です。
この本で実践したりした経験が、「あ、あれあれ」となることで、振り返りがしやすくなれば幸いです。
実験からの体験は記憶にしっかりと刷り込まれます。
いざ、必要なときに振り返る手助けになるのではないでしょうか。
『役を生きる感覚をつかむ!7STEPS』は誰に向けて書いたのか?

わたしは思うのです。
関東近郊に住む人と、地方に住む人の、演技ワークショップやスクールなどの内容の情報差があると。
わたしは、山口県下関出身ですが、そこで演技をやりたいと思っても片田舎ゆえに、そういった環境はなく、また情報も入ってきませんでした。
演技ワークショップといってもなく、むしろ演劇教育的な演劇ワークショップは今ならあると思います。
調べると、現に山口県下関市の高校が、演劇教育の現場に関わっていました。
それは素敵なこと。
しかし、演技の追求とは違うものです。
もし、演技の追求をして海外の俳優のような演技をしてみたい、
ハリウッドのアカデミー賞受賞俳優のような演技に向かってみたい、
そもそもどんなレッスンをしているの?
などと思ったときに、質問に答えてくれる場所がないのです。
Acting Life net は、そんな都心以外の方々からのアクセスもたくさん来ています。
(本当にありがとうございます。)
これらの記事を見ている方なら、きっとこの本は、「ああ、そういうことか」と思ったり、「自宅でやってみよう」なんて思えるものだと思っています。
また、「目的に向かって行動する」という身体的な体験がイマイチつかめていない方へ向けて、本を書きました。
『役を生きる感覚をつかむ!7STEPS』のポイントは何か?

今回の本のポイントはこちら

1人で自宅でできる練習方法を提案!
そう、提案なんですね。
これがポイントです。
演技ワークショップやスクールで参加人数と時間の関係で、みっちりトレーニングができずに終わることもあると思います。
これは仕方のないことかもしれません。
人数とビジネスと採算と合わせた場合に、ある程度の人数と時間で用意していくことになるからです。
また人前でやる時に、どうしても自意識が高くなってしまい、演技トレーニングしていてもすっと自意識に戻ってしまうこともあります。
もちろん、どこに注意を向けるか、注意の集中の練習をしていくことが重要です。
しかしながら、その演技トレーニングがどこにつながるかも見えないまま、その訓練を繰り返し続けることも大変。
自宅ならきっと、もう少し、時間的なゆとりを持ちながら、注意を目的に向けながら、稽古場やスタジオよりもリラックスして挑戦できるのではないかと思ったからこそ、今回の練習方法を提案しました。
失敗を自分に許しながらトライ&エラー

演技のベースを身体的に活かしていくのは、何度もトライ&エラーを繰り返していくことが重要。
舞台稽古など、何度もリトライできる環境というのは非常にありがたい場所ですよね。
映像作品もリハーサルが事前にしっかりある現場は有難いですよね。
そういったじっくりと役と向き合いながら成功体験を積んでいけたら最高なんです。
そこでトライ&エラーができる俳優は演技のベースから取り組むことをきっとわかっていると思います。
しかし、そういった機会もなかなかない場合には、あなたが演技ワークショップのシーンスタディや台本を使ったレッスンで試していく他ありません。
失敗を恐れたり、演技が下手くそと思われたくない、などなど、そんな自意識がうごめいた時、あなたはトライ&エラーができなくなります。
失敗することを自分に許しながら、役を生きる過程を楽しんでもらえたらと思います。
だからご自宅で1人で、から始めてみて欲しいのです。
10Steps For Actors 「10日間無料演技講座」のSTEP5、STEP9をぜひ参考にしてみてください。
まとめ

長くなりましたが、今回お話をした内容は以下の通りです。
- なぜ『役を生きる感覚をつかむ!7STEPS』を書いたのか?3つの理由
- 体験を通して、役を生きる経験をして欲しいから
- 言語化することによって、理解可能なものにしていくため
- 迷ったときの振り返りのため
- 『役を生きる感覚をつかむ!7STEPS』は誰に向けて書いたのか?
- 『役を生きる感覚をつかむ!7STEPS』のポイントは何か?
- 失敗を自分に許しながらトライ&エラー
なぜ、誰に、「役を生きる感覚をつかむ!7STEPS」を書いたのかを少し紐解いてきました。
そして、この本のポイントをお伝えしました。
最後は、失敗して良い場所でトライ&エラーを繰り返してくださいと。
1人で自宅で練習するとなると、それなりの自制が必要です。
テレビやスマホといった気になる媒体をどこか見えない場所に置くなどして、対処してください。
現代社会で、スマホの存在は年々大きくなっています。
不要な情報を見ては流し、見ては流し、不要な情報の通知がくれば、一度は見てみたり、チャットに近い文字のやり取りは、次から次へと目が離せません。
そんな中において、スタジオや稽古場ほど集中力が増し、パワーアップしそうな場所をおすすめしないで、自宅でトライできる提案をしたかというと、それはリラックスを優先したからです。
他者からの目、比較からの自意識をとっぱらった中で挑戦して欲しいからです。
どうか、その意図を汲んでいただき挑戦してもらえたら幸いです。























理論的にはわかっているんですが・・・動けなくて